こんにちは。内省好きの管理人です。
今日はマインドマップで内省していく方法の紹介です。
私はイライラしたりモヤモヤするとマインドマップを書いて気持ちを発散させます。
マインドマップはこんな感じの図です。
サンプル画像を検索してみるとこんな感じ。
なんとなくイメージが湧いてきましたか?
周りの人に気持ちの整理にマインドマップを使っていると話したら「興味がある」という声をいただいたので、内省方法として紹介してみます。
マインドマップとは?
「頭の中を整理する方法のひとつ」です。
もともとマインドマップというのは、イギリスの専門家トニー・ブザン氏が考案したもの。1970年頃に考案し、BBCの教育番組をきっかけに普及したらしいです。
ブザン氏がマインドマップの本を出したのは1993年頃で、日本にマインドマップがやってきたのは2005年だそう。
そこから20年近く経った2024年現在、日本でもマインドマップは思考ツールとしての認知が広がってきています。
「マインドマップの学校」によれば、企業研修に取り入れる大手企業も多数。ビジネスパーソンや教育関係者を中心に注目を集めているそう。
オンライン・ホワイドボードツール『miro』でも「マインドマップ」のテンプレートが用意されていることからも、全世界で使われているメジャーな思考法といえるでしょう。
この記事で紹介する私のマインドマップは完全に我流です。
講座を受けたわけではなく、世の中にあるマインドマップのフォーマットをもとに、使いやすいように勝手にアレンジしているだけですのでご承知おきくださいませ。
マインドマップの使い方
どんなときに書いてる?
私がマインドマップを使うのは、基本的に
モヤモヤしたりイライラしてるけど、理由が見つからない
ときです。
モヤモヤ、イライラの原因を特定して、気持ちをスッキリさせるために書きます。
仕事でもプライベートでも使っています。
どんなふうに書く?
私のマインドマップは手書きです。
人に対してやったり、例を紹介するときはオンライン・ホワイドボードの『miro』を使うこともあります。
イライラ&モヤモヤの原因を特定したいだけなので、そのへんの裏紙とかメモ用のノートに書きます。
バーッと書いて捨ててもいいや~くらいのノリで取り組みます。
といいながら、後から見返すと「こんなこと思ってたんだー」となって感慨深いので、取っておくことが多いです。笑
所要時間
特に決まりはありません。
10分くらいでサラサラ~っと書いて終わりでもいいし、めちゃくちゃ腹が立っているときは30分ほど使って書きまくることもあります。
ただ、おそらく1時間は書き続けられないと思います。
1時間も使う前に「もういいか…」って気持ちになるか、「もう思い浮かばないかも…」となると思います。
人って意外と同じことを考え続けられないものです。
マインドマップの書き方
まず「いまの気持ち」を書く
真ん中に思いっきりいまの気持ちを書きます。
私は「イライラする」「モヤモヤする」とか「なんか不安」とかで書き始めることが多いです。
今回は例として「モヤモヤする」でいきましょう。
原因だと思うことを思いつくままに書く
真ん中に書いた「モヤモヤする」のまわりに、原因かもしれないことや、関係するかもしれないことを書き出します。
例えば「昨日の眠りの質が悪かった」「なんかやる気が出ない」とか「嫌なことを言われた」とか「悲しくなるニュースを見てしまった」とか、なんでもいいです。
関係するかもしれないことをさらに書き足す
書いたことそれぞれに、「原因かもしれないこと」「関係するかもしれないこと」を追加していきます。
たとえば、こんな感じ。
昨日の眠りの質が悪かった
を起点に、関係しそうなことを書いていきましょう。
たとえば「遅くまで漫画を読んでた」から「睡眠時間が短かった」とかね。出つくしたなって思うまで書き続けていきます。
どんどん書き続けていくと、「これとこれはつながっているかも?」とか「同じようなことを書いてるかも?」と気づくことがあります。
関係していそうなときは線を引いてつなげたり、何回も出てきている単語があれば注目します。
何回も同じワードが出てくるときは、今のモヤモヤの原因になっている可能性が高いです。
ちなみに私の場合は「疲れた」とか「時間がない」というワードが複数回出てくるときが多いです。
これからどうする?を書いてみる
モヤモヤのもとは出つくしたかも?と感じたら、次に「これからどうする?」を考えていきます。
ここでは黄色い枠で書いてみました。こんな感じです。
「眠りの質が悪かった」の原因が
気がかりなことがいっぱいで、頭の中がぐちゃぐちゃだから
ということに気づいたので、
書き出してみる?
をネクストアクションにしました。
手帳やノートに書き出して、実際にどれくらいやることがあるのかを可視化してみるといいかなと。
頭の中だけで考えていると、やることが100個くらいある気がしてしまって気が滅入る一方ですが、実際に書き出すと15個くらいで済んだりします。
15個なら、ひとつずつやっていけば終わりそうな気がしますよね。
ちょっと昔話になるんですが、書き出すことのパワーについてお伝えしたいので、聞いてください。
いまでも忘れられない出来事があります。
新卒1年目のときの私がタスクが積もり積もって追い込まれてピンチだったときのこと。入社して半年くらい。
いよいよ抱えきれなくなって、半泣きでOJTの先輩に相談したら…会議室に連れて行かれて「いま抱えている仕事をすべて言って」と言われまして。
思いつくものをひとつひとつ言っていって、先輩がそれらをすべてホワイドボードに書き出してくれたんです。
書き出してから、そのTO DOをひとつずつ見ながら、優先順位をつけて、自分でやること、人に振れることに分類していきました。
たぶん先輩も一部を引き受けてくれたんじゃなかったかな。細かいことは忘れてしまったけど。
とにかく会議室を出る頃にはすごく気持ちが軽くなっていた感覚を、いまでもリアルに覚えています。当時お世話になった先輩には感謝してもしきれません。
あの日の会議室を出たときの気持ちを思い出したくて、頭がいっぱいいっぱいになったら「まず書く」を徹底しているのかもしれないです。
書くことのパワーは可視化できること。
紙でも、スマホのメモ帳でも、タスク管理ツールでもなんでもいいですが、脳内を書き出すことがすごく大事です。
もうひとつ、例を見てみましょう。
「なんかやる気が出ない」の原因は、
趣味の時間(自分のための時間)が足りないこと
や
大きな仕事が終わって気が抜けているからかも
と気づいたので、
週末に外出時間をつくる?
とか
1週間くらい様子見する
やりたいことをリストアップする
にしました。
ここで書いた黄色枠のことを手帳に書き写して、TO DOとして実際にやっていきます。
気持ちがモヤモヤしている状態のままだと生産性が落ちることが多いと思います。
書き出すことで気持ちをすっきりさせて「とりあえず、これをやる」を決めるだけで、ぐっと心が整います。
「同じことばかり考えてるな」「言葉にならないモヤモヤがあるな」と感じたときにはマインドマップで書き出すがオススメです。
これからどうする?が見つからなくてもいい
マインドマップを書いていると、場合によっては「これからどうする?」が見つからない、思い浮かばないこともあると思います。それでも全然いいです。
目的は「原因を探る」なので、原因がわかればそれで終了でOK。
誰のためでもなく自分のために書いているものだから、「なんかもういいや」と思えば終わりにしてもOKです。
書きながら「なんか気持ちがスッキリしてきたかも」と思えたら大成功です。
今回は例ということで「これからどうする?」までを書いてみましたが、実際には「同じようなこと何回も書いてる。モヤモヤの理由はこれなのかもなー」くらいで終えることも多いです。私はいつもそんな感じです。
以上、マインドマップの紹介でした。
いかがでしたでしょうか?
「マインドマップ、興味ある!」「けどイマイチよくわからないので、一回体感してみたい」という方は、ぜひオンラインで一緒にやってみましょう。お気軽にお声かけください。
マインドマップの考案者トニー・ブザン氏の著書を読んでみたい方はこちら。