内省するときの心構え

こんにちは。内省好きの管理人です。

この記事は「内省にちょっと興味あるかも」「内省やってみたいかも」という方に向けた、内省するときの心構えの記事です。

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内省をはじめるときの心構え

ポジティブにいきましょう

「ありのままの自分」を大事にする

自己肯定感を大切にする、とも言い換えられます。自己肯定感は「ありのままの自分を受け止めること」です。

性格や生まれ育った環境によっては「自分なんかダメダメだ」と思いがちな人もいるかもしれません。

でもそれはこれまでそう思いやすかっただけで、人間は誰でもいいところ、得意なことはあります。完璧に見える人でも、ダメなところや苦手なことはあります。

私は自己肯定感が低い性格です。なので気を抜くとついつい「こんなんじゃまだまだ足りない」「私ってなんて怠け者なんだろう」と自分で自分を追い詰めてしまうタイプです。

でも本当は「自分のいちばんの味方は自分でありたい」といつも思っています。できない自分、ダメな自分も受け止めたうえで、前向きに生きていきたい。

だからこそ、ありのままの自分を大切にしましょう。自分のダメなところやできていないことを振り返るだけではなく、ぜひ自分のいいところや、うまくいったことも積極的に振り返っていくのが内省のポイントです。

失敗は、いまよりも「ちょっとよくなる」ための機会

自分に厳しい人であればあるほど、内省をするときに自分を責めてしまいがち。失敗したときにもドン凹みしてしまいます。

でも内省をするときに大切なのは、失敗しても自分を責めすぎないこと。

経験から学ぶチャンス、よりよくなるための機会なんだと考えることが大事です。できるだけいい面も見ていきましょう。

課題や問題があってもOK。これから解決したり改善していけばいいんです。

「どうすれば今より少しでもよくなるか」という考え方をしていけるのがよいです。

失敗は、いまよりも「ちょっとよくなる」ための機会だととらえていきましょう。

「客観的に見ること」も大切にしましょう

内省では自分の感情や行動を深掘りして考えていくので、視野が狭くなってしまったり、ネガティブな思考のループに入ってしまうことがあります。

そんなときは意識して客観的に見ることが大切です。こんなことを試していきましょう。

「実際にあったこと(事実)」と「そこからの読み取り(解釈)」を分ける

たとえば、最近、これまでは週に3回はメッセージを送り合っていた友人からの連絡がパタッとこなくなったとしますね。

もしかすると、あなたは「自分のせい?」「もしかして怒らせるようなことをしただろうか」「あのときの言い方がキツかったかな?」などなどと考えてしまうかもしれません。

その気持ち、めちゃくちゃわかります(というか私もそういうタイプ)。

でも相手の考えていることはわからないので、考えすぎることで自分が疲れてしまうだけです。

そういうときは「実際にあったこと(事実)」と「そこからの読み取り(解釈)」を分けてみましょう。

この場合、実際にあったこと(事実)は、「友人からの連絡が途絶えたこと」です。

でも「自分が怒らせたのではないか」という読み取り(解釈)は、可能性のひとつにすぎません。

友人は単純に疲れているのかもしれないし、悲しい出来事があって誰とも連絡を取りたくない気持ちなのかもしれない。もしかしたら妊娠してつわりがひどくて連絡ができないだけかもしれない(経験あり)。

内省するときには、事実に目を向け、解釈はほどほどにするのがよいでしょう。

考えてもわからないことはいったん脇に置き、

「友人から連絡がこないことで自分はどんな気持ちなのか?」

「なぜ自分はそんな気持ちになるのか?」

を考えてみましょう。自分の気持ちを受け止めて、深堀りしていくことで、自分をよりよく知っていくことができます。

見る角度を変えてみる

ある出来事に対してモヤモヤしていたら、自分と違う立場の人や違う価値観を持っている人の立場で考えてみるのもよいでしょう。「もし〜だったら」と考えてみるのも手です。

たとえば、時短で働く子育て中の社員さんが、どんなに頑張っても評価されない。フルタイムで働く人に比べて不利になってしまうというモヤモヤがあったとします。

上司や会社への怒りが湧いてきてしまうかもしれませんが、逆の立場になって考えてみることで、少し冷静になれたりもします。

上司は「たしかに時短社員さんも頑張っているんだけど、評価しすぎることでフルタイムの子のモチベーションが下がりすぎてもな…バランスが難しいな…」と悩んでいるかもしれません。

…と書くのは簡単ですが、実践するのは難しい、というのは経験上ものすごーくわかります。(私には無理だったので、結果的に会社を辞めることにしました)

でも「客観的であろう」という気持ちだけでも持っておくのは大切です。

ときには第三者としての意見をくれそうな人に話を聞いてもらうのもおすすめです。

内省のはじめるにあたって

ここでは簡単に内省のはじめかたを紹介します。詳しくは次の記事をご参照くださいね。

自分に向き合う時間を持つことを決める

まずは「自分と向き合う時間を持つのだ」と決めましょう。

忙しい現代人は、とにかく時間がありません。一日が24時間では足りないと感じている人が多いのではないでしょうか。

一日の時間が24時間以上に増えることはありません。内省する時間を作るためには、なにかを「やらない」と決める必要があるのです。

朝の5分、寝る前の5分からでOK。まずは自分に向き合おう、と決めることが第一歩です。

気持ちを言葉にする機会を作る

内省するときに何より大切なのは「言葉にすること」です。私は「言語化」と読んでいます。

方法としてはこんなものがあります。

手帳に日記を書く

X(旧Twitter)でつぶやく

noteに記事を書く

スマホのメモに書く

方法は何でもいいですが、とにかく感じていることを言葉にする機会を作りましょう。

言葉にした内容は誰かに見せる必要もありません。内省は自分のための時間です。

でも人って誰かに見られていたり仲間がいる方がやる気が出やすかったりするので、誰かと一緒にやるのはおすすめです。

自分の気持ち、考えを言葉にできないことには、内省できません。言葉にできないというのは、考えていないことと同じです。

変化し続ける時代を生きていくうえでは言語化する力が何より大切なことです。考えることができる力こそが人間の武器だからです。

これからあなたが「よし、内省してみよう」「自分の気持ちを言葉にしてみよう」と思っても、やっていみると何も言葉にできないことにびっくりするかもしれません。

でも大丈夫です。内省しようという気持ちを持てれば、昨日の自分よりは確実に進歩しています。

さて、あなたは何で内省をしていくか決めましたか?

それでは、実際に内省をはじめてみましょう。

次は、内省のやりかたを紹介していきます。

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